おおや耳鼻咽喉科では新型コロナウィルス感染症対策をした上で、診療を行っております。症状が疑われる方は事前にお電話ください。

花粉症とは

花粉症とは正しくは「季節性アレルギー性鼻炎」と言い、限られた時期にのみアレルギー反応によって鼻炎が発症する病気のことを指します。
一般的にはスギ、ヒノキ、シラカバ、イネ、ブタクサ、ヨモギの花粉などに反応します。特にスギ花粉による患者さんが多く、次いでヒノキ、イネ、ブタクサによる患者さんが多い傾向にあります。

治療方法

花粉症の治療は

・症状を抑える対症療法
・アレルギー反応自体の治癒を目指す根治療法
に大きく分けることができます。

対症療法は症状を抑えるための治療ですので、アレルギー反応自体が治癒することはほとんどありませんが、治療自体は症状が出る少し前から薬を服用するか、事前に鼻の粘膜を高周波で処置するだけで済みますので比較的手軽に実施することができます。

一方アレルギー反応自体の治癒を目指す舌下免疫療法では、治療期間が3~5年程度と長期間に渡りますが、治療が上手くいくと症状の発生自体を抑えることができ、花粉の飛散時期に薬を飲まなくても良くなるなどの効果が期待できます。

当院では、妊娠をご希望の方で症状が重い方には薬を飲まずに済むように電気凝固療法を、1,2年後に受験を控えている学生さんには舌下免疫療法などライフスタイルに応じたご提案を心がけています。
また、最重度の方にはゾレアという薬を注射する新しい治療も行っています。

電気凝固も舌下免疫もどちらも気が進まないという方は花粉が飛散する少し前から薬を服用する初期療法をお勧めしています。