おおや耳鼻咽喉科では新型コロナウィルス感染症対策をした上で、診療を行っております。症状が疑われる方は事前にお電話ください。
補聴器
■補聴器を使用する上で一番重要なこと
補聴器を使用するにあたり一番重要な点は、聴力に合わせてフィッティングすることです。
眼鏡も視力に合わせたレンズを入れるように、補聴器もその方の聴力に合わせて音の出し方を調整することで使用できるようになります。
高音が聞こえづらい方には高音を補うように、低音が聞こえづらい方には低音を補うように調整する、というイメージです。
フィッティングのポイント
・聴力を正確に測定する
・聴力に合わせて補聴器を調整する
正しい聴力が測定できていないといくら調整してもその方に合ったものにはなりませんので、まずはじめに大切なことは検査の正確性が高いことです。
次に大切なことは聴力の状態に合わせて補聴器の音の出し方を調整することです。補聴器の機種によっても音の出方(特性)が変わりますので補聴器の調整を行う際は、より深く補聴器毎の特性を理解している方に調整していただくと良いでしょう。
補聴器購入の流れ
診察及び検査
聴力検査や音の響きやすさの検査、ことばの聞き取りの検査などを行い補聴器の適応があるか調べます。ご希望される方については補聴器店への紹介状をお書きします。
補聴器店での補聴器のフィッティングと試聴
たくさんある補聴器の中から聴力に合わせた機種を選択し、フィッティングを行います。聴き比べなどもし聞こえが改善するかどうか確かめることもとても大切です。ご友人やご家族とともに補聴器店へ行き、聞こえの具合を確認される方もいらっしゃいます。
補聴器の購入
実際にご使用いただき、購入をご希望される場合はそのまま購入できます。製品や補聴器店により、レンタルできるものなどもありますので、お店の方としっかりお話をし、納得をした上でのご購入をおすすめします。また、アフターフォローの体制や、お店に頻繁に通える距離かどうかなども考慮の一つとしてください。
補聴器の医療費控除について
補聴器は医療用装具のため、医療費控除を受けることができます。
日本耳鼻咽喉科学会の補聴器相談医の資格を持つ医師が所定の用紙に記入し、確定申告を行うことで医療費控除が受けられますのでお気軽にご相談ください。